再掲載 声・音・録音
新年度スタートしましたね
真新しいランドセルを背負った新一年生、フレッシャーズスーツを着た新社会人の姿が初々しいですね
新入社員のみなさん すぐに会社辞めないようにね(ブラック企業を除く)
エイチはエレキギター録音が上手くいかず苦戦中です
過去の放送で「声・音・録音」というテーマで話した回があったので再掲載
◎テーマ「声・音・録音」
・自分が話している時に聞こえる自分の声と、録音された声ってぜんぜん違う・・・
・自分自身は頭蓋骨やアゴなどに伝わってきた振動も感じている(骨伝導)から録音された声とちがって聞こえている
○音が聞こえるってどういうこと?
・音は空気が振動したものが伝わって届く(物理的)
・音の高さはHz(ヘルツ)という周波数の単位で表し、音圧はdB(デシベル)という単位で表す
・空気の振動が鼓膜を振動させると、鼓膜の振動を神経信号に変換し脳に伝える(生理的)
・脳は全身から様々な情報を処理していて、伝わってきた神経信号を音として処理・認識する(心理的)
☆カクテルパーティー効果
・私たちが音を脳で処理していることがわかる現象として「カクテルパーティー効果」がある
・これは、いろいろな会話や雑音がしているパーティー会場で、私たちは普通に会話ができ、周囲の人たちの会話内容もわかることがある。これが「カクテルパーティー効果」
・同じ状況を録音してみると、雑音の割合が多く会話が聞き取れないことも多い
・このことから、雑音・騒音があっても聞きたい音の内容だけを脳が処理していることが判る
○音の方向がわかるのはなぜ?
・理由は「耳が二つあるから」。右耳と左耳に届く音の時間差で音がどちらから聞こえるのかが判る
○CDよりレコードの方が味がある?
CDは人間の聴くことができる音域を収録しているが、レコードには人間が聞こえない音域の音も含まれており「CDは演奏が冷たく感じ、レコードの音は味がある」と言われ、レコードはCDより脳のアルファー波が多く出ることが判明(デジタルサウンドもハイレゾといった音域を広げる対応が増えた)
○音のない世界
・人は、音が何もしない、聞こえない状況に置かれるとストレスが高まる
・人間は常に周囲の音から無意識に周囲の状況や自分の身の安全を確認している。騒がしい場所でも眠ることができる人は、自分の身が安全であろうと判断していると思われる
○自分の声は変わるのか?
・自分の声が形成されるのは、生まれ持ったものが2割、8割は後天的理由による
・家庭環境、発声・会話の癖、姿勢、体調
☆今の声を、いきなり別人のような声に変えることは簡単にできない。しかし、相手が聞きやすい、印象の良い発声と話し方に留意することで声の印象は大きく変わります!
○録音の歴史
・1877年 エジソンが円柱型アナログレコードを開発
・1927年 映画に音声を記録するトーキーが発明される。フィルムに音声信号を光学的に記録し、上映時再生するという画期的なものだった
・1963年 オランダフィリップス社がコンパクトカセット(カセットテープ)を発表
・カセットテープの登場で気軽に録音・再生できるようになるが、テープ寿命は短く、繰り返し再生にはレコードが用いられた
・1979年 フィリップス社とソニーの共同開発でコンパクトディスク(CD)が誕生
・レコード店はあっと言うまにCDショップへと変貌した
・カセットテープの後継にミニディスク(MD)が登場したが、ICレコーダーやデジタルオーディオプレーヤーに押されMDは下火に
・近年スマートフォンやビデオカメラで録画が手軽に出来るようになり、音だけを録音する商品は減少している
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